その1、その2、その3、その4を読んでなかったらそちらからどうぞ。
さて今回はよくあるバターンの撮影シーンで何が必要になるかということを紹介いたします。
虫、花、猫など
これらの小さいものをとる場合、レンズの最大撮影倍率が重要になってきます。とくに虫などは小さいので1/2倍もしくは1/1倍くらいの大きな倍率のレンズ、つまりマクロレンズが必要になります。
花などは風がないときなどは小さな三脚とシャッターレリーズがあったら便利かもしれません。
- マクロレンズ
- 小さい3脚
- シャッターレリーズ
ポートレート
100mm前後の中望遠レンズがあるとよいでしょう。あまり望遠過ぎると使いづらいですし。標準や広角で撮っても撮り方によればすばらしい写真ができると思いますが、最初のうちは中望遠レンズで練習したほうがいいように思います。ちなみに私が使っているのはSP 90mm F/2.5(52BB)です。ただしモデルがいない…
- 中望遠レンズ
- モデル
空や海などの風景写真
広角レンズで撮影することをお勧めします。できれば20mm以下の超広角を使用すると手軽に壮大な感じの受ける写真が撮れるかもしれません。また空や海の撮影には偏光フィルターを使うとよいでしょう。
- 偏光フィルター
- 広角もしくは超広角レンズ
滝などの風景写真
滝の流れをより強く表現したい場合はシャッター速度を数秒間空けるようにして、水の流れの残像で表現したりします。となると手持ちではぶれてしまいますので3脚が必須となります。またよほど暗いフィルムを使っても晴れの日などは露出オーバーとなるので減光フィルターが必要になるでしょう。またこれは僕の趣味ですが、緑を強調するためにグリーンエンハンサーもお勧めです。
- 減光フィルター
- 3脚
夜景
夜景は単純に暗いので何秒間かシャッターを空ける必要が出てきます。なので3脚は必須。風景写真なので広角レンズを用いたほうがいいでしょう。
- 広角レンズ
- 3脚
夜間の室内撮影
夜間の室内を撮影するときは蛍光灯の色を補正する必要があります。この色補正を行うのがFLフィルター。広い部屋なら問題ないですが、端から端まで写すとなると広角レンズが必要でしょう。あとだいたいくらいのでやはり3脚が必要になります。
- FLフィルター
- 広角レンズ
- 3脚
乗り物(車・バイク・電車など)
停止している場合
停止しているなら広角レンズで撮るとより大きく見えてかっこよく見えます。
- 特にこれといって無し
動いている場合
動体撮影する場合だと望遠を使って遠方から撮影しないと捕らえきれないでしょう。僕は今のところ動体撮影したことないので(フルマニュアルだとつらいから)なんともいえないですが、おそらくかなり感度のいいフィルムを使ってシャッター速度を最大にし、パンフォーカスにしてやらないとなかなか難しいのではないかなーと思うのですが…
- 望遠レンズ
- 3脚
まぁだいたいこんなもんですかね。もちろんほかにもいろいろあるのでしょうけど、とりあえずこんなところで。その6では残りの少し込み入った話をしようと思います。